お知らせ

第2回ご案内

三朝国際シンポジウムMISASA VII「サンプルリターンミッションとアストロバイオロジー」(2018年12月19-21日)についての、最新の情報をお知らせいたします。
本シンポジウムは、地球を含む太陽系惑星から採取された試料を用いて、地球と惑星の起源、進化、ダイナミクスへの理解を一段と深めるべく、国内外の研究者が一堂に会して深い科学的議論を行うことを目的としています。とりわけ、サンプルリターンミッションを中心とした太陽系探査、そしてこれから一段と発展が期待される、総合的な地球惑星分析化学と年代学を基盤とした新しいアストロバイオロジー研究の未来は重要なテーマとなるでしょう。これは惑星物質研究所の目指す新たな学問の方向性をより明確にするものでもあります。

シンポジウムの登録ならびにアブストラクトの投稿は2018年12月3日とさせていただきます。お早目の登録、並びに投稿をお願いいたします。確定したプログラムはシンポジウム会場にてお配りいたしますが、最新の情報は随時シンポジウムホームページにて公開しておりますので、ご確認ください。

私たちは、広範なバックグラウンドを持つ研究者たちが、地球と太陽系惑星物質に関する最新の研究成果と将来の見通しについて深い議論が交わされることを楽しみにしています。また本シンポジウムを通じて、惑星物質研究所のミッションである共同研究の基盤となる研究者相互のより深い関わりを築くことができればこんなに嬉しいことはありません。

皆様と鳥取の地でお会いできることを楽しみにしております。

中村 栄三
国際シンポジウムMISASA-VII組織委員会委員長
岡山大学惑星物質研究所教授

Session plan

Dec 20 (Thu)

9:00 –12:00:

彗星、氷とシリケイトの世界 –Rosetta から CAESAR を目指して
keynote speakers: Steven Squyres

2014年、彗星探査機Rosettaは67P/Churyumov-Gerasimenkoに到達し、従来あまりわかっていなかった彗星核の描像を明らかにすることに成功しました。また現在立案が進められているCeaser計画では、この67P/Churyumov-Gerasimenkoに探査機を派遣し、彗星核の氷ーシリケイトを採取、地球に持ち帰ることを計画しています。本セッションでは、Rosetta計画で得られた科学的成果と将来のミッションを物質科学を中核として関連づけ、将来の科学ミッションの在り方を含めた議論を行いたいと考えています。

14:00 –18:00:

惑星とその衛星: ExoMars、MARS2020、そしてMMXが示す惑星進化
keynote speakers: Catharine Conley, Maria-Paz Zorzano

火星探査ローバーCuriosityの成功によって、太陽系における分化した惑星としての火星の描像が次第に明らかとなりつつあります。また火星においては、その惑星進化とともに、生命の起源物質や活動の痕跡が見いだされるのではないかという期待が高まっています。ExoMars、MARS2020そしてMMXといった、火星とその衛星をターゲットとしたサンプルリターンミッションを見据え、多様なバックグラウンドを持つ研究者が様々な角度から議論することになるでしょう。

Dec 21 (Fri)

9:00 –12:00:

小惑星、地球外物質の起源:探査機「はやぶさ2」そして「はやぶさ」の見た世界
keynote speaker: Yu-ichi Tsuda, Sei-ichiroWatanabe

小惑星探査機「はやぶさ2」は、2018年夏、小惑星リュウグウに到達し、日々新しい知見を我々にもたらしてくれています。2019年早々に実施が予定される表面試料採取を控え、最新の観測結果とその解釈についての報告、そして小惑星探査機「はやぶさ」によってもたらされた小惑星イトカワの物質科学的情報を交えながら、未分化の小惑星における物質進化に関する議論を行いたいと考えています。

14:00 –18:00:

生命の起源とアストロバイオロジー:彗星、地球、火星そして小惑星に記録された生命の起源?
keynote speaker: Bruce Damer, Armen Y. Mulkidjanian, Stephen Mojzsis

アストロバイオロジー分野は有機化学、地球・宇宙科学そして生物学など多様な学問的デシプリンに基づいて急速に発展してきました。サンプルリターンミッションを活用した物質科学に基づくアストロバイオロジーはどうあるべきか、その現状と発展性を見据えた議論によって新しい学問分野の発展を期待しています。

予定講演者

  • Gray Bebout (Lehigh University)
  • Kathleen Campbell (The University of Auckland)
  • Queenie H. S. Chan (The Open University)
  • Catharine Conley (NASA Headquarters)
  • Bruce Damer (US Santa Cruz)
  • Yoshifumi Inatani (ISAS/JAXA)
  • Yasuhiro Kawakatsu(ISAS/JAXA)
  • Mutsumi Komatsu (Waseda University)
  • Martin Van Kranendonk (University of New South Walse)
  • Hitoshi Miura (Nagoya City University)
  • Stephen Mojzsis (University of Colorado Boulder
  • Armen Y. Mulkidjanian (Osnabruck University)
  • Noriyuki Namiki (NAOJ)
  • Sousuke Ohno (PERC/Chitech)
  • Mark Sephton (Imperial College ofLondon)
  • Steven Squyres (Cornell University)
  • Seiji Sugita (University of Tokyo)
  • Satoshi Tanaka (ISAS/JAXA)
  • Fuyuto Terui (ISAS/JAXA)
  • Javier-Martin Torres (Lulea University of Technology)
  • Yu-ichi Tsuda (ISAS/JAXA)•Sei-ichiro Watanabe (Nagoya University)
  • Maria-Paz Zorzano (Centro de Astrobiología (INTA-CSIC)/Lulea University of Technology)