ご案内(第2回)

皆様、 我々、岡山大学地球物質科学研究センターは、来る2012年2月24~26日にかけて、国際シンポジウムMISASA IV「太陽系物質科学 ~太陽系科学ミッションと総合的物質科学研究が拓く未来像~」を開催いたします。
MISASA IVでは、惑星探査、サンプルリターン、地球・宇宙化学、地質そして医学・生体・環境分野における広範な学究的課題を、物質科学を基軸として議論すること によって、現時点における学問の到達点と将来展開に関する研究者間の理解を深めることを目的としています。なかでも、近年大きなインパクトを与えたサンプルリターンを目的とする太陽系内探査(はやぶさGenesisStardust)にスポットをあて、その科学的成果についての検討を行います。そして、それらから得られた新たな研究アプローチをもとに、近い将来計画されているサンプルリターン計画であるはやぶさ-2、およびOSIRIS-RExに関して、その科学ミッションとしての意義を議論します。さらには、より広範な観測を行う惑星探査計画としてあかつきMESSENGERBepiColomboMars Science LaboratorySELENE-2について、それぞれのミッションの中心となる研究者にご講演いただいたうえで、惑星地質学の視点をとりいれた未来の惑星探査のあるべき姿について討論を行いたいと考えます。
1992年来、地球物質科学研究センターPMLグルー プは、微量元素、同位体、絶対年代分析に関する世界最先端の技術を開発し、地球惑星物質科学総合解析システム(CASTEM)として運用することによっ て、数多くの地球惑星物質科学に関する重要な研究課題に取り組み成果を上げてきました。例えば、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った小惑星「イト カワ」表面由来の微粒子の初期分析において、物質科学的総合解析を実施しました。その結果、微小重力天体表面における物質の相互作用に関する人類初の知見を 得ることができました。また我々が培ってきた「総合的」物質解析のデシプリンを、医学・生体科学に応用する研究も進展するなど、従来の地球惑星科学の分野 を越えた研究がすでに始まっています。こういった背景のもとで、物質解析科学をさらに推し進め、より広範な課題へ応用することによって新たな地平の開拓を行うことが我々の使命です。本シンポジウムでは、国際的に活躍する惑星科学・地球科学分野の研究者のみならず、広い意味での物質科学に関連する研究者の方々に 加わっていただき、白熱した議論によって将来の物質科学の「夢」を描きたいと考えております。数多くの研究者の皆さんのご参加をお待ち申し上げます。
なお、本シンポジウムと同時に、一般の方々を対象としたイベント「スペース・サイエンス・ワールド in とっとり」(主催:鳥取県・岡山大学地球物質科学研究センター・鳥取県・鳥取県産業技術センター、後援:宇宙科学研究所/宇宙航空研究開発機構ほか)を開催します。イベントでははやぶさ1:1模型展示、走査型電子顕微鏡リモート操作による「イトカワ」由来粒子の観察、隕石の展示ほかを予定しております。また国際シンポジウム基調講演会の一般参加者への公開、一般向け講演会の実施、ポスターセッションの一般公開、研究成果の展示等、国際シンポジウムからも連携して研究成果のアウトリーチを行います。

皆様と三朝にてお会いできるのを楽しみにしております。

中村 栄三
岡山大学地球物質科学研究センター・PML

シンポジウム組織委員会

  • 中村 栄三 (Chair, ISEI)
  • 荒井 朋子 (PERC/Chiba Institute of Technology)
  • 小林 桂 (ISEI)
  • 国広 卓也(ISEI)
  • 田中 亮吏(ISEI)
  • 辻森 樹 (ISEI)
  • 藤本 正樹(ISAS/JAXA)
  • 牧嶋 昭夫 (ISEI)
  • 森口 拓弥(ISEI)

主催・共催

  • 地球物質科学研究センター・岡山大学 (ISEI)
  • 宇宙科学研究所・宇宙航空研究開発機構 (ISAS/JAXA)
  • 惑星探査研究センター・千葉工業大学 (PERC/ChiTech)

本シンポジウムは特別経費「新たな研究分野の開拓・国際共同研究拠点の形成」(文部科学省)、「地球の起源・進化・ダイナミクスに関する国際共同研究拠点の形成」によって開催されます。

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